1月31日(木)のモーニングセミナーは、ホテル日航高知旭ロイヤルにて朝6:00より、(株)優樹 代表取締役社長 下野 政城氏(高知東倫理法人会 研修委員長)より『凡事徹底』と題して講和を行なっていただきました。

 まずは中越会長から「今年は334日残っている、またそれしか残っていない、要は考え方一つ。」また、ロンドンオリンピック重量挙げで金メダルを獲得した三宅宏実の話があり「毎回金メダル候補であったが、毎大会5位~6位と期待に応えられなかった辛い経験、過酷な練習を続けることによる積み上げの精神、鍛え上げられた体、青春を賭けた戦いに感銘を受けた。」との挨拶がありました。

 

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 続いて下野氏の講話です。
 氏は、四国で唯一、原発を保有している愛媛県西宇和郡伊方町の出身で、太平洋戦争真珠湾攻撃で海中から攻撃した特殊潜航艇の練習場になった三机 ( みつくえ ) 湾など歴史に名を残す街です。氏はその伊方町佐多岬半島で4人兄弟の末っ子で生まれ、4700gもの健康優良児だったようです。
 自然に恵まれたいい環境ですくすくと育ちますが、小学校から中学校まで1クラス、また島民はほとんどが顔見知りという人口の少なさもあり、良いことも悪いこともすぐに広まるといった困った点もあったようです。
 高校は隣町の三崎町へ行くことになります。入学祝いには3番目の兄から時計と赤いスニーカーをプレゼントされ、また学生服は中学校時代の先輩方から当時の一部の方たちに流行っていた個性的なデザインの学生服をいただけたようです。
 そして、当時の高校は3クラスしかありませんでしたが、隣町で知り合いがいない為、いままでの規制から逃れるように高校生活をエンジョイするつもりで先輩からいただいた個性的な制服で入学式に向かいましたが、目立ちすぎたせいか2日目から高校の先輩方に囲まれるといったハプニングがあったとの事です。
 しかし、そういったハプニングに際しても、「なんとかなるだろう」と考えていたようで、下野氏の度胸の大きさが伺えます。ちなみに革靴ではなく、スニーカーをプレゼントした兄の真意は、そういったトラブル時に「逃げやすいから」だったようです。それからの高校生活は自由で楽しくのびのびと過ごせていたようですが、病気以外の欠席を除き、無遅刻・無欠席で通学するなど真面目な一面もあったようです。学生生活の夏休みや冬休みなどの長期休暇と部活の無い土日は、兄のアルバイト先のガソリンスタンドを手伝っていたようで、兄弟間の仲の良さを強く感じられます。
 下野氏の父は9ヶ月間は船上いるという外国航路の船乗りで、家族との触れ合いが少なく寂しい思いをしていたようなので、下野氏が小さい時から大人になった時まで怒られたことがなかったようです。しかし、そのお父様も正月は家族と過ごしたいとの思いから、下野氏の高校在学中に9ヶ月航路を3ヶ月航路に変更し、家族との時間を持つようにしたようです。今まで参加できなかった参観日、学校行事を取り戻すように、航路変更後は下野氏の高校へ足繁く通ってくれたとの事でした。
 下野氏の目標となっている「凡事徹底」は、以前の会社の社長から下野氏が32歳の時に紹介された鍵山秀三郎著、「凡事徹底」がきっかけになっており、「当たり前のことをあたり前のように続ける」「単純なことを極めていく」と理解されているようです。
 下野氏は、「当たり前のように家族で食事ができていますか?共働きが増え、家族で食事ができない家庭が増えているように想います。私自身も単身赴任で家族の時間が限られています。」と家族との時間、当たり前のように思える時間を作っていますか?と会場内に問われ、その言葉には「その時間を大事にして下さい」と言われていると感じました。
 高校卒業後は、家族からは大学進学の薦めもあったようですが、ホテルで働いてみたいとの思いからホテルへの就職を希望。愛媛県松山市にある有名ホテルへの就職を希望していましたが、下野氏の学校へはそのホテルからの求人が無かったようです。意を決した下野氏は、無理を承知で自分から有名ホテルへの求人を依頼しました。程なくして学校に求人募集が届いたようですが、学校ではなく、下野氏個人名義宛で求人募集が届いたようです。これには、下野氏だけではなく、学校も驚かれたようでした。
 

20130131b.jpg 就職試験は、有名大学の面々が集まっており面接試験で目立つしかないと考えた下野氏は、マニュアル通りに答える各受験生の中、自分の性格を一言での質問に「僕は爽やかバカです。」大きな声で答えたようです。総支配人を含め、会場全体が大爆笑に包まれ、この笑いに気をよくした下野氏は面接を難なくこなし、無事に就職試験を合格。就職後は、社内の人間関係や接客とも、特に問題もなく務める事ができ、今までアルバイト等で自分を教育してくれた両親や兄のお陰と感謝の気持ちが湧いてきたようです。

 その後、宴会部門や各部署に配属され、その場所その場所で下野氏の人間関係を築いていきますが、その中でも和食の料理長との出会いは大きかったとのことでした。下野氏はこの和食の料理長に大変気に入ってもらっていたようで、下野氏を再三銀杏取りに誘っていたようであります。しかし、この銀杏取りには、松山競輪場へ行くという思惑があったようで、一人で競輪場へ行くのが寂しい料理長が下野氏を誘っていたとの事でした。この競輪が好きな料理長の影響がありながら、下野氏はホテルで2年半働いた後、体力と根拠の無い自信に突き動かされ競輪選手を目指す事になります。
 しかし、その挑戦も半年で失敗しました。原因は怪我です。競輪の練習は過酷で朝5時から一日中練習が続き、ある日の練習では、松山~高知間を日帰りし、その後競輪場で練習という事もあったようです。元々の真面目な性格から一気に練習し過ぎた事からの怪我ですが、病院に行ったときにはプロの競輪選手としてはもう手遅れだったようです。
 その後、地元に帰りアルバイトをしていたが、父親から新規ホテルオープンの情報がありそのホテルへ就職、更に半年後、以前の有名ホテルの上司からリニューアルオープンのホテルの情報が入り、新しいもの好きな下野氏はそのホテルに就職することにしました。そこで妻と運命の出会いをしました。
 初めての出会いは、一番最初に就職したホテルで学生アルバイトとして働いていた時でした。この時は一言しか会話せず、お互いに「もう会うことはないだろうな」と思っていたようです。しかし、今回のホテルで再開した下野氏は運命的なものを感じ、兄がガソリンスタンドを始める事になり、それを手伝う為に田舎へ変えることをきっかけにプロポーズをしたようです。
 田舎に帰りあっという間に子供が3人、調子にのった下野氏はマイホームを建てました。自然豊かな環境で、子供はすくすく育ち、家の前の畑から取れる作物、父親の船で取れる海の幸でほぼ自給自足の生活で過ごしておりました。しかし、時代への変化に伴い、家庭燃料がガスから電気へ、それに加え過疎化による需要世帯の減少から、下野氏は32歳で単身赴任で働きに出ることを決意します。
 場所は愛媛県西条市にあるFCチェーンのレストランでした。今回の転職では、以前の転職時とは状況も変わり、結婚、子供が3人いるため後戻りはできないと強い決意をもっての就職でした。一日でも早く多くの収入を得、家族を自分の下に呼ぶことを目標に頑張ったようです。その甲斐もあり、4ヶ月目には店長職で移動することになりました。
 また、下野氏はこの転職でもいい出会いができたようで、本日の講話のお題にもなっている本『凡事徹底』はこのFCチェーン店の社長からの紹介との事です。この社長は、忙しい業務の中、週2回程度、下野氏の為に訪問し、この『凡事徹底』を読み合わせしてくれたようです。こういった社長の期待に応えるためにも下野氏は本を理解できるように熟読し、また業務に対しても積極的に取り組まれたようです。
 店長職で移動した新居浜のレストランでは、念願であった家族を呼ぶことができました。しかしながら、嬉しい事の反面、このレストランでは長年勤めているパート従業員の権力が強く、シフト管理についても大変苦労されたようで、社長からの「思うようにやれ」という言葉と下野氏の負けん気でなんとか乗り越えられたようです。このレストランでの経験が自分を大きく成長させることができたと下野氏は語っておられました。
 

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 このレストランチェーンでも次に継るいい出会いがありました。このレストランチェーンで共に苦労した同僚の店長が建築会社へ転職することになります。この店長が高齢者専用マンションの担当となり、その店長から「高松に同様の施設が出来る。その施設向けの食事を作る会社が立ち上がるが、そこで働いて見ないか?」との紹介があったようです。
 下野氏はその紹介を受けて働くことになります。そのマンションは高知にもあり、その事から下野氏は高知で仕事をするようになりました。それから業務に従事し、約2年前、当時の社長から会社の株式を全て買取り独立することになったとの事です。
 それからも様々ないい出会いがあり、「なのはなプラン」の橋田さんの紹介で倫理法人会に入会することを決められたようです。
 モーニングセミナーや創始者勉強会での気付きを携帯に保存され、迷った時には繰り返し聞いてその迷いを乗り越えられと話されていました。
 倫理法人会へ入会してから、以前は思った事がすぐに口から出る短気な性格が少しずつ改善されるなどいい効果が出ているとの事です。
 最後には、従業員に対しての感謝の言葉があり、下野氏の暖かい人柄を感じる事ができました。
20130131d.jpg 様々な人との出会いを大切にされ、またその出会いから苦難を乗り越えられてきた下野氏の体験談は大変勉強になりました。有難うございました。

(文責 濱田洋光)

 

日時

場所

講師

テーマ 

会費

朝食会

2月14日(木) 朝 6:00~7:00(受付 朝5:30より)

ホテル日航高知旭ロイヤル (ホテル内 駐車場無料)

社団法人 倫理研究所 法人局 中国・四国 有坂宏一氏 

十七箇条を学ぶ

無料

100円(会場内でパン&コーヒーとホットなお話 参加自由)

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次回2月14日(木)は、社団法人 倫理研究所 法人局 中国・四国 有坂宏一方面長による
テーマ「十七箇条を学ぶ」について発表していただきます。

多くの経営者の皆様、社員の皆様、未会員の皆様のご参加を心待ちにしています。

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前回2月7日(木)は、株式会社NANAKO 代表取締役 橋本 恵氏より、「倫理と私~私の歴史~」をテーマに体験発表をいただきました。(参加者総数26名)。

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日時

場所

講師
携行品
テーマ

問合せ

平成25年2月13日(水)
講演:18:30~19:30 (受付は18:00より)
懇親会:19:45~ 「これっと」
高知市追手筋1-3-9いしもとビル ℡8732939
(※懇親会費 お一人様 4,000円)

高知商工会館(会館内 駐車場無料)

社団法人倫理研究所 法人局 中国・四国有坂宏一方面長

「テキストⅥ」、「万人幸福の栞」

2.役職者の心得」

倫理法人会事務局
TEL088‐878‐7353
FAX088‐878‐7355

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今回の幹部研修のテーマは、「3.役職者の心得」です。「組織は人なり」で、人には役割があります。組織の目的は、役割に基づいた働きの総合力によって達成されていくものです。まずは、役員自らが役員としての役割をしっかりと学びましょう。

尚、役員でまだ出欠のお返事のされていない方は、準備の都合上、本日12日(火)の正午までに必ず事務局へ連絡をお願いします。

役員以外の方の参加ももちろん大歓迎です。
※役員は、「テキストⅥ」、「万人幸福の栞」を持参。
※役員以外の方で、テキストをお持ちでない方は、会場でご準備します。

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日時

場所

講師

テーマ 

会費

朝食会

2月7日(木) 朝 6:00~7:00(受付 朝5:30より)

ホテル日航高知旭ロイヤル (ホテル内 駐車場無料)

株式会社 NANAKO 代表取締役 橋本恵氏 

倫理と私~私の歴史~

無料

無料

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次回2月7日(木)は、(株)NANAKO 代表取締役 橋本恵氏(高知県倫理法人会 女性委員長)による体験発表をいただきます。

(株)NANAKOは香美市土佐山田町にて、エステや今話題の加圧トレーニング等を行っており、健康をベースに、いくつになっても心身共に美しく元気な女性を増やしていくための美を追求されています。

橋本氏が倫理と出会ってどのように自分を変えて言ったのか、橋本氏の実体験を惜しみなく発表していただきます。

多くの経営者の皆様、社員の皆様、未会員の皆様のご参加を心待ちにしています。

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前回1月31日(木)のモーニングセミナーは、(株)優樹 代表取締役 下野政城氏(高知東倫理法人会 研修委員長)より講話がありました(参加者総数27名)。

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 1月24日(木)のモーニングセミナーは、ホテル日航高知旭ロイヤルにて朝6:00より、(株)土佐龍 代表取締役 池 龍昇氏(高知土佐倫理法人会 会長)より『物はこれを生かす人と企業に集まる』と題して講和を行なっていただきました。

 まずは中越会長から「この寒い中、布団の温かさに打ち勝って出席された皆さんの会社は必ず繁栄します。」と力強く挨拶がありました。 
20130124a.jpg 続いて池氏の講和です。池氏が経営されている(株)土佐龍は、高知県のヒノキを原料に木工品の作成、販売をされている会社です。
 四万十川流域のヒノキを『四万十ひのき』と名付けアイデア豊かな製品を作り出し、全国に販売されています。
 41年間の会社経営、16年間の倫理法人会活動を通しての経営学、人生学を4項目に分けて語っていただきました。
 (1) 樹木は寒い冬の時期、地中で根を伸ばす
木を扱う仕事であり、自然から教わることも多い池氏は、樹木を会社に喩えると枝葉は社員、幹は幹部、根が社長であるといいます。
 春から秋にかけては地上部が活動する時期であるが、根は冬に動きます。根の先は根冠といい、非常に柔らかく土や岩の間を通って伸びていく。
 硬い根は伸長できず、企業にとって不景気(冬)の時に根を伸ばすには、柔らかな心(純情)でなくてはならない。
 松下幸之助氏も「小学5年生の心で会社経営にあたっている。なぜならその頃が一番素直な心を持っているからである。」と言ったそうでありるが、やはりトップの純情な心が会社繁栄の原点ではないかと考える。

(2) 座右の銘(照顧脚下)
 イギリスの家具職人の息子サミエル氏は、お金持ちになる夢を持って日本に来たが、何をすればいいか解からず、波打ち際の貝殻を見つけ、それを母国に送って家具を装飾したところ大ヒット商品となった。その後街灯が植物油で大変暗かったのを見て、鉱物油を輸入し大成功、現在のシェル石油となった。

 この話のように常に自分に与えられた物に感謝の気持ちで光を当てれば、そこに今まで気付かなかった発見があるものである。

(3) 摘み取る人生、繋ぎたす人生20130124b.jpg
 「運命は人の出会いで決まる」 常に自身を磨くことが必要である。

 自分を磨かないと磨かれた人と出会うことが出来ない。トップは常にチャレンジすること、これにより次へ次へと繋ぎたす人生を送ることが出来る。
 今の苦労は将来必ず報われるものである。

(4) 私なりの倫理経営
 池氏の実践の中で、社員との朝礼ではトップとしてのあるべき姿を示すよう心がけているそうです。一度始めたことは続けること、いい意味でも悪い意味でも「社長は言い出したら聞かん」と思われるぐらいでないと社員はついてこない。

 また普及は宝であるといいます、普及に行っていろいろな経営者の方と話をする中で、やはりYES,NOの返事の仕方や速効性で経営者の質を感じ取れ、これを自身に置き換え気付きを得ることが出来るそうです。
20130124c.jpg いくつかの例話を元に非常に解かりやすく、思い語られ「これからもまだまだ学び、そして実践してゆきます。」と力強く講和を締めくくっていただきました。
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 高知土佐倫理法人会メンバーが中心となって須崎の「鍋焼きラーメン」が、1月26日より新横浜ラーメン博物館に進出することになりました。池会長をはじめ皆さんの全国区での活躍を期待します。
(文責 東村英幸)

 

日時

場所

講師

テーマ 

会費

朝食会

1月31日(木) 朝 6:00~7:00(受付 朝5:30より)

ホテル日航高知旭ロイヤル (ホテル内 駐車場無料)

株式会社 優樹 代表取締役 下野政城氏 

物はこれを生かす人と企業に集まる

無料

7:05~ (ホテル22階のバイキング 参加自由 自己負担 500円)

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次回1月31日(木)は、(株)優樹 代表取締役 下野政城氏(高知東倫理法人会 研修委員長)による体験発表をいただきます。

いつも元気はつらつな下野氏。しかし、その裏では多くの苦難を乗り越えてきたことでしょう。
下野氏が倫理と出会ってどのように自分を変えて言ったのか、下野氏の実体験を惜しみなく発表していただきます。

モーニングセミナーは、「心をプラスに転換する場」です。
1週間に1回は、自分の「心の車検」を受けましょう。
様々な業種・業態の人たちが集まり、交流することは、経営者、社員の皆様にとって良い刺激となります。

多くの経営者の皆様、社員の皆様、未会員の皆様のご参加を心待ちにしています。

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前回1月24日(木)のモーニングセミナーは、(株)土佐龍 代表取締役 池 龍昇氏(高知土佐倫理法人会 会長)より講話がありました(参加者総数24名)。

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日時

場所

講師

テーマ 

会費

朝食会

1月24日(木) 朝 6:00~7:00(受付 朝5:30より)

ホテル日航高知旭ロイヤル (ホテル内 駐車場無料)

株式会社 土佐龍 代表取締役 池龍昇氏 

物はこれを生かす人と企業に集まる

無料

7:05~ (ホテル22階のバイキング 参加自由 自己負担 500円)

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次回1月24日(木)は、(株)土佐龍 代表取締役 池 龍昇氏(高知土佐倫理法人会 会長)による体験発表をいただきます。

高知県・四万十川流域のヒノキを「四万十ひのき」と名付けたのは、池龍昇氏。四万十ひのきを知り尽くし、アイデア豊かな製品をつくり出す企業「土佐龍」を育て上げた職人社長です。高知県は何と言っても日本一のヒノキの産地。丈夫で抗菌作用が長続きする優れた素材が池氏の周りにはたくさんあります。「モノはこれを生かす人と企業に集まる。生かすことによって人も企業も生かされる。」をモットーに、池氏は酸素や水を育んでくれた木に心から感謝して無駄なく丁寧に使っています。池氏が倫理と出会ってどのように自分を変えて言ったのか、池氏の実体験を惜しみなく発表していただきます。

多くの経営者の皆様、社員の皆様、未会員の皆様のご参加を心待ちにしています。

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前回1月17日(木)のモーニングセミナーは、(株)ニチイ車輛 代表取締役 豊田 圭宣氏(倉敷市倫理法人会 会長)より講話がありました(参加者総数20名)。

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日時

場所

講師

テーマ 

会費

朝食会

1月17日(木) 朝 6:00~7:00

ホテル日航高知旭ロイヤル

(株)ニチイ車輛 代表取締 豊田圭宣氏 (倉敷市倫理法人会 会長)

倫理実践と不思議な体験

無料

7:05~ (ホテル22階のバイキング 参加自由 自己負担 500円)

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次回1月17日(木)は、前夜に引き続き、(株)ニチイ車輛 代表取締役 豊田圭宣氏(倉敷市倫理法人会 会長)による体験発表をいただきます。

多くの経営者の皆様、社員の皆様、未会員の皆様のご参加を心待ちにしています。

また、モーニングセミナーのあとは、会場内にて、おいしいパンとコーヒーで朝食会(無料)を開催しています。皆様とホットなお話で盛り上がりましょう。

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前回1月10日(木)は、清和アグリス(株) 代表取締役 東村英幸氏より、「倫理との出会い=人との出会い」をテーマに講話をいただきました。(参加者総数26名)。

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日時

場所

講師 

テーマ 
会費
問合せ

平成25年1月16日(水)
講演:18:30~19:30 (受付は18:00より)
懇親会:19:30~ (無料)

高知商工会館

(株)ニチイ車輛 代表取締役 豊田圭宣氏 (倉敷市倫理法人会 会長)

純粋倫理と出会って氣づいたこと

講演・懇親会ともに無料
倫理法人会事務局
TEL088‐878‐7353
FAX088‐878‐7355

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 1月16日(水)は、(株)ニチイ車輛 代表取締役 豊田 圭宣(とよた けいせん)氏(倉敷市倫理法人会 会長)の事業体験発表を頂きます。
昭和52年の創業以来、地域に根ざしたカーディーラーとして、中古車・新車販売、車検、修理、板金・塗装、カー用品販売、保険代理業を行っています。
豊田氏は、二代目社長として「よりよい会社であろう」を経営理念とし、お客様に必要とされる会社、仕入先に感謝される会社、そしてそこに働く社員にとって誇れる会社を目指して努力されています。

 まだ出欠のお返事のされていない方でも飛び入り参加大歓迎ですが、懇親会に参加される方は、お食事の準備がありますので、1月16日(水)のお昼までにご連絡いただけたらうれしいです。

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 1月10日(木)今年最初のモーニングセミナーは、ホテル日航高知旭ロイヤルにて朝6:00より、清和アグリス株式会社 代表取締役 東村英幸氏(高知市倫理法人会専任幹事)より、『倫理との出会い=人との出会い』と題して講話を行っていただきました。

  まずは、中越会長より、「今年も倫友を増やし、共に繁栄していきましょう」と力強く挨拶されました。

続いて、東村氏の講話です。氏は、野菜や花の苗の製造・販売、農業資材の販売などを行う会社の代表取締役をされています。高知県の園芸に貢献しているという自負を持ってほしい、と社員やパートの皆さんに伝えているそうです。

  
 
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■プロフィール
 東村氏は、昭和42年生まれ。実家が農業をされていて、お兄様が跡をつぐことになっていたそうです。
 高校は、農業高校に入学。両親から「いい大学にはいって、公務員か会社員になるように」と言われていたものの、高校では農業の授業ばかりで、大学受験に向けた授業内容ではありませんでした。そこで、推薦入学を狙い、まじめに勉強・クラブ活動を行い、無事に県外の国立大学に推薦を得ることができました。
 大学ではトマトの研究を行ったそうです。卒業後は、「高知に帰って栽培をしたい」という希望を叶えるために、離島以外では日本最小の村であった大川村の『ふるさと村公社』に入社しました。村では、仕事や遊び・消防団やママさんバレーなど全ての行事に参加したそうです。
 

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村で数年間すごした後、将来のことも考えて高知市に帰ってきました。農業をやりたい、という目標があり、実家の農業を継ぐことも考えたそうですが、「兄弟が、同じ仕事を同じ家で行うと弊害がある」というご両親の考えもあって、家には入らず就職先をさがしました。
 そして平成7年に、野菜などの生産部門「ファーム」がある現在の清和アグリスに入社しました。
 農場勤務が希望だったのですが、まずは事務をやれと言われました。それまでパソコンも使ったことがなかったそうですが、2年間事務の仕事を行い、パソコン教室に通ったり、簿記の資格をとったりしました。事務の後は外にも出るようになり、4年間県内全域をまわり、会社とは、商売とは、仕入れ先との関係とはこういうものか、ということを学びました。
 そんな東村氏に転機がおとずれます。平成17年に、先代社長が死去。親会社との資本関係もなくなり、それまで扱っていた商品取引も解消することになりました。そのときお客様から、「商品がかわっても東村君から買うよ」との言葉を頂き、たいへん元気付けられました。そして育苗事業を中心に立て直しを図り、営業を任されて半年後に、仕入れ先や商品を構え、体制を整えて新しいスタートを切りました。
 
20130110c.jpg■苦難との遭遇
 先代が亡くなるまでは、社員としてひたすら自分と家族のために無心で営業の数字をあげていればよかったのですが、会社を任され、借入も自分で責任を持ってやるという立場に立たされました。売り上げを上げなければ、会社も、自分も家族もつぶれてしまう、という不安とプレッシャーの日々だったそうです。
 「自分がやらなければ」という思いが強くなりすぎ、交通違反や細かな事故も増えてきて、それが社員達にも広がりはじめました。
 そんななかで平成19年にたいへん大きな苦難に遭遇してしまいました。事の大きさに心が折れそうになりましたが、仕入れ先やお客さんから励ましの言葉を頂き、なんとか事後処理を終えることができ、再び前向きになることができました。お客さんに恵まれていたことに対して、とても感謝をしているそうです。

20130110d.jpg■倫理について
 平成20年に清籐会計事務所からの紹介で、入会しました。平成23年にはモーニングセミナー委員長、平成24年には専任幹事に就任。毎週日曜日には家庭倫理の会にも出席しています。

 入会当時は、顔の表情が怖かったそうですが、「笑顔になった」と同会会員の池さんから言われたそうで、入会してからいろいろと自分自身が変わったところがあるそうです。
 モーニングセミナーでは、二宮尊徳七代目子孫中桐万里子さん、久万田元会長の講話などが聴けて、また松下幸之助さんや稲盛和夫さんの話等も聴くことができ、とても勉強になるので、入会して良かったと感じています。
 また、平成23年には富士高原研修所にも参加し、先祖との関わりとか多くの事を学びました。さらに次の4つの誓いも立てました。
 1、妻や家族へ感謝する
 2、大きな声で社員に挨拶する
 3、目が覚めたとき、感謝の心で起床する
 4、幸せのレールに乗っているイメージを持って、楽しい人生を歩む
 多くの学びが得られ、実践方法を知ることができ感謝しているそうです。

■最後に
 「倫理で学んでいると、たとえレールから外れたとしても、毎週のモーニングセミナーで軌道修正ができます。これからも皆さんと共に、倫理を通して幸せのレールに乗ったまま、次の目標に邁進してこれからの人生を歩んでいきたいです」と締めくくって頂きました。

 

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 高知市の専任幹事として、皆から信頼されている東村さんの、苦難体験からの克服のお話を伺い、参加された皆さんも感動していました。貴重な体験談をお話し頂きありがとうございます。

(文責 中宏文)