11月29日(木)のモーニングセミナーは、ホテル日航高知旭ロイヤルにて朝6:00より、久万田社会保険労務士事務所所長 高知県倫理法人会普及拡大委員長 久万田昌弘氏より、『誰にも負けない努力をする』と題して講話を行っていただきました。

 まずは、中越会長より、「倫理法人会には、たくさんの立派な経営者がいますが、本日の講話者である久万田氏ほど有言実行する人はいません。こうした方の生き方を参考にしながら、皆さんも努力し結果を出して頂きたいと思います」と力強く挨拶されました。

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 続いて、久万田氏の講話です。『誰にも負けない努力をする』という講話のタイトルは、京セラ創業者の稲森和夫氏の「経営の原点十二箇条」の中の一文です。

 人生で、どちらに進むか迷った場合に、苦労が多い方を選んできましたが、無駄になった事はこれまでに一度もないそうです。「誰にも負けない努力をしているか?」と、常に自分に問いかけながら、努力を続けている久万田氏に、その生き様を語って頂きました。

■プロフィール
 久万田氏は、昭和37年生まれで、現在50歳。お父様が(株)久万田海産を興し、その工場の上に自宅がありました。朝から晩まで働くご両親の背中を見て育ち、本人も学生時代から手伝いをしていたそうです。大学時代もその半分の期間を手伝いで過ごし、他の会社に就職することなどは思いもせず、そのまま久万田海産に入社しました。

 入社後は、市場関係者の方から、「長男(久万田氏)はまじめすぎる。外に出して鍛えたらいい」と言われたそうですが、お父様は「俺の息子は俺が育てる」との信条で、厳しく仕事を教えてくれました。

 やがて「お前は本当は凄い男かもしれん」と言われるまでになり、とても嬉しかったそうで、なんとかお父様に喜んでほしいとの思いで、辛い仕事も頑張ることができました。

 入社一年後、突然お父様が他界。享年51歳でした。あまりにも突然の死でしたので、悲しい感情と共に、「会社をどうするか?なんとかせないかん」と思ったそうです。また、同じ年にお爺様も他界。人の世の無常さを感じ、「好きなことをやらないかん」と思いました。

 世間では、久万田海産が倒産するかも、とのうわさも流れ、融資を申し込んだときには、たばこの煙を吹きかけられながら断られる、という屈辱的な思いもしたそうです。

 だんだんと気持ちが不安定になり、怒鳴ったり、備品を蹴ったり、という異常行動をするようになりました。見かねたお母様達が、何かに憑りつかれているのでは?と心配し、「お祓いに行こう」と誘われました。そこで、久万田氏はハッと気付きました。仏壇の前で思いっきり泣き、涙と共に吹っ切れました。そして決意しました。
 「自分は並の人間である。人が寝ているときに働くしかない。人の2~3倍努力するしかない。とにかく、美味しい商品を作ろう」と。良いモノを仕入れて良い商品を作る、との思いで努力を重ねた結果、次第に、「久万田の商品は、美味しくて鮮度が良い」との評判が立ち始めました。

 久万田氏は言います。「商売というものは、ある程度まではテクニックです。しかし、最終的には、人柄が出ます。誠意を持って続ければわかってくれます。」
 また、そのころ奥様との出会いもありました。お互いの第一印象は、「頭の良い人だ」(久万田氏)、「悪い人ではないな」(奥様)だったそうです。

 そして、ほどなくして結婚。会社の方も第二・第三工場を建設し、生産能力を上げました。お父様の死後、23歳で受け継いだ会社は、氏が33歳の時には県内トップの売り上げになり、従業員も40人をかかえる企業にまで成長しました。

 しかし、経営が軌道に乗ってくると、やがて守りの経営となってしまい、高級車に乗るなど生活も贅沢になっていったそうです。弟様との共同経営でしたが、二人とも「このままでは会社がつぶれる」と感じ始めていました。そして、久万田氏の人生最大の転機となる一日がやってきました。

 その日、久万田氏は会社を去ることになったのです。あらかじめ予感していた氏は、腹をくくっており、そのまま歩いて自宅に帰り、その日の出来事を奥様に説明しました。話を聴いた奥様は、ひとことこう言いました。「お父さん、よかったやいか。これでお父さんの好きなことができるやいか。」そこから、久万田氏のリベンジが始まりました。

 次の日の朝、日経新聞の紙面に社会保険労務士の講座を見付け、すぐさま申し込みました。

 そして、奥様と「一発で合格できなかったら何でもする」と約束し、毎週一回、日帰りで大阪に通う受験生活が始まりました。 
 月曜日から土曜日は、終日図書館で勉強。追手筋のネオン街にうしろ髪を引かれながら、自転車に乗って通い続けました。
 奥様にも教材づくりを手伝ってもらいながら壮絶な努力を続けました。「自分のためならできない努力も、誰かのためならできる。」そう思い続けた久万田氏は、奥様・お子様・お母様からパワーをもらい、見事に一発で合格。そして自宅で久万田社会保険労務士事務所の開業を果たしました。
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■有言実行
 開業後は、セミナーを開催したり、人が嫌がる仕事を受けたりと、あらゆることを行いました。失敗したこともありましたが、悔やんでも仕方がないと思い、どうすればその失敗を乗り越えられるか、と考えました。そして積極的に勉強もしています。「ある額の収入を得ようと思ったら、その額の3%を自分に投資しなければならない。」そう語る久万田氏は、弁護士さん達と共に研修を受けるため、現在東京にも通っています。

 「200件の顧問先があれば、200通りの対策が考えられます。困ってる経営者を助けたい、という思いで頭がいっぱいです。」
 久万田氏は、仕事をする上での3つの目標を立てました。そしてその目標を人に公言しました。「声に出して言うことによって、必ず実現できる」との信念を持つ氏は、その3つの目標を全て達成しました。

■倫理との出会い
 人前で話すことは苦手、と思っていた久万田氏は、スピーチの練習ができるということで倫理法人会を紹介されました。それまでは、人生最大の転機となった日の出来事に対して、憎しみの感情をパワーに変えて頑張ってきましたが、倫理の学びを得てからは、憎しみは和らぎ、全てが今の自分にちょうどいい、と思えるようになりました。

 毎朝3時に起きて早起きの実践をしています。早起きして働くと、仕事が2倍から3倍の早さになります。仕事は、追いかけられると苦しいですが、追いかけるとひらめきがあります。
 毎朝3時に起きて働いてることに対して、ある人から「人生楽しいですか?」と聴かれたこともありますが、やるしかない、働かないと成功はない、そして、稼いだお金で税金をしっかりと払いたい、と思っています。

■最後に
 久万田氏の目標は、四国一の社会保険労務士になることです。目標を定めれば、次になにをするかがわかります。イメージがカラーで鮮明に描けているそうです。内に秘めた闘志は日本人の美徳と言われますが、氏は、言葉にすることで自分を鼓舞して実行し続けています。

 「『万人幸福の栞』の中に『自信のないことは失敗する。・・・きっと出来るという信念が、そのことを成就させる』という一文があります。自らの体験からそのことを確信しています。」と締めくくって頂きました。

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 多くの方から、信頼され尊敬され、発展し続けている久万田氏ですが、それらは誰にも負けない努力の成果だということを、あらためて感じました。参加者もたいへん感動していました。貴重なお話をありがとうございました。
(文責 中宏文)

 

日時

場所

講師

テーマ 

会費

朝食会

12月6日(木) 朝 6:00~7:00

ホテル日航高知旭ロイヤル

中宏文建築設計事務所 所長 中宏文

一践照隅、万践照国

無料

参加自由 会場内無料
いつもより少しだけ早起きして、ぜひご参加下さい。

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次回12月6日(木)は、中宏文建築設計事務所 所長 中宏文氏(高知市倫理法人会 普及拡大委員長)による体験発表をいただきます。
安岡正篤氏の名言に「一灯照隅、万灯照国」があります。つまり、「一つの灯火を掲げて一隅を照らす。そうした誠心誠意の歩みを続けると、いつか共鳴する人が現れてくる。一灯はニ灯となり三灯となり、いつしか万灯となって国をほのかに照らすようになるのだから、まず自分から始めなければいけない。」という意味です。
同じように今回のテーマである「一践照隅、万践照国」も、一つの実践が一隅を照らし、その積み重ねがいつしか国も照らすようになるので、まず一つ一つの実践を自分から始めなければいけないことを言っています。
多くの経営者の皆様、社員の皆様、未会員の皆様のご参加を心待ちにしています。
また、モーニングセミナーのあとは、会場内にて、おいしいパンとコーヒーで朝食会(無料)を開催しています。皆様とホットなお話で盛り上がりましょう。

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前回11月29日(木)のモーニングセミナーは、久万田社会保険労務士事務所 所長 久万田昌弘(高知県倫理法人会 普及拡大委員長)より、「誰にも負けない努力をする」をテーマでスピーチがありました。ご出席ありがとうございました。22名でした。

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 11月22日のモーニングセミナーは、ホテル日航旭ロイヤルにて朝6:00より、㈱九内、㈱クナイ「ハミングライフ」代表取締役 九内 庸志氏(山口県倫理法人会 モーニングセミナー委員長)より、『変化に対応できる企業力』をテーマに講和をしていただきました。

 まず中越会長の挨拶です。会長になってからの1年2ヶ月モーニングセミナーでの会長挨拶が、自身に程よい緊張感を与えてくれている。この緊張感を参加者と共有したいとの想いから今日も出席取りが行われ、皆さんの元気な返事が返ってきました。

 次に会員スピーチです。浜田洋光青年副委員長は今年の9月にサラリーマンから独立し、行政書士事務所を開設しました。「お客様に喜ばれる仕事を行なっていきます。」と力強く宣言しました。

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 本日の講師、九内庸志氏の講和です。

●プロフィール
 九内氏は、山口県で生まれ育ちましたが、家庭の事情等で中学までに、7回引越しをしました。大学卒業後は東京で就職し、家業を継ぐことは考えませんでしたが、父親からの「家業を継いでくれ、そうしないとおじいさんの創った会社が無くなってしまう。」という言葉に会社を継ごうと決心しました。

 倫理法人会には平成14年に入会しましたが、夜型生活であった為最初の5年間はモーニングセミナーへの出席もしていませんでした。最初の万人幸福の栞輪読で、第2条の苦難は幸福の門が心に深く残り、以来倫理法人会活動に御尽力され、単会会長職を経て現在は山口県のモーニングセミナー委員長を拝命しています。

●会社の特色
 祖父の代に塗料販売業から始めてのちに工事業に転換しています。現在は塗装工事、法面保護工事などの公共工事を行なう㈱九内と、ショップを構えガーデン&エクステリア、リフォームなど住宅関連工事を行なう㈱クナイ「ハミングライフ」の2社の経営を行なっています。現在会社は79年継続しています。

 「5年―90%、10年―98%」この数字は会社ができて、なくなる確立だそうです。100年継続している企業は、全国で2万社、山口県で278社だそうです。「状況の変化に合わせてまず自分が変わり、会社を変えてきた。決めたことを続けること、その中で全てのものに感謝の心を持つことが大切である。」と九内氏は語ります。好きな言葉は『努力にまさる天才なし』です。50歳の九内氏ですが、現役で100周年を迎えたいと願っています。

●東日本大震災復興支援ソング
 講和の最後に映像にて、東日本大震災復興支援ソング「花は咲く」を聞かせていただきました。「花は 花は 花は咲く いつか生まれる君に 花は 花は 花は咲く 私は何を残しただろう。」また第2次世界大戦で死を覚悟した特攻隊員が出発の日に、母親にあてた手紙の紹介もありました。『使命とは命を使う事』と話された九内氏。

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私たち一人ひとりが使命を全うしたいものです。

(文責:東村英幸)

11月15日(木)のモーニングセミナーは、ホテル日航高知旭ロイヤルにて朝6:00より、高知市議会議員 高知県倫理法人会事務長 福島明氏より、『倫理と出会って』と題して講話を行っていただきました。

 まずは、中越会長より、「政治が動き始めました。いくつかの制度ができます。良い時代になります。この流れを活かして、皆で繁栄していきましょう」と力強く挨拶されました。

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 続いて、福島明氏の講話です。「波乱万丈、天国と地獄の繰り返し」と自ら表現されているように、これまでの激動の人生を語って頂きました。

■事業の成功
 福島氏のお父様は、終戦後日本に引きあげてから、おもちゃ屋を始めました。生活は厳しかったですが、お父さまからは「正直」「礼儀」ということを教えてもらいました。54歳で亡くなられましたが、最期に「勝負あった」という言葉を残したそうです。

 ペギー葉山さんの「南国土佐をあとにして」がヒットした頃、高知にはたくさんの観光客が訪れ、お土産物屋を始め大成功。さらに婦人服ブームの時に、おもちゃ屋をやめて婦人服屋を始めましたが、これも大成功。しかし、福島氏は「今考えると、この成功は自分の力ではなく、経済成長のおかげです」と語っています。

■倫理法人会での使命
 福島氏は、「団塊の世代のはしり」と言われる時代に生まれました。いまはその世代の方々が亡くなり始め、ふるいにかけられていると感じています。あるとき病院で身体を調べたら異常があり、もう長くないと思い、奥様ともじっくり話したそうです。結果は、何事もなく無事でしたが、そのころからいろんなことを考えるようになりました。

 「65歳からが一番充実しています。特に、倫理と出会ったことが一番幸せです。『万人幸福の栞』の十七箇条の教えがぴったりとあてはまります。」と語る福島氏は、倫理に所属する若い人たちに、語り部として伝えてくのが使命だと感じています。

■人生は20年サイクル
 20~40歳代は、事業と子育てを頑張りました。「世話をするのが好き」と語る氏のキャッチフレーズは「人の喜びは我が喜び」。倫理に入会してから、同じフレーズを発見して驚いたそうです。

 あるとき、事業を脅かす危機が訪れ、商店街の仲間たちと「誰かを政治の世界に出さなければいかん」と話し合い、皆から推薦されました。「政治を行うと、商いに影響する」との懸念もありましたが、強く勧められて出馬し、見事市議会議員に当選を果たしました。

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 ある時、不動産の関係で、大きく儲ける取引がありました。その儲けをどう活かすか、ということを考え、ある事業を行うことにしましたが、それが裏目に出てしまいました。その時には「人生、無理をしてはいけない」ということを知ったそうです。

 なんとか苦難を乗り越えましたが、あるとき倒れてしまいました。「公職の身でありながらこんなことではいけない」と思い、公職を退くことも含めて、いろんなことを考え悩みましたが、「自分を活かせなければ生きてきた甲斐がない」と気付き、再び頑張ろうとの思いに至ったそうです。

 次の選挙では、地盤・看板・カバンのない状態でしたが、「どぶ板」と言われる地道な選挙活動を行い、見事当選。これからはなんでもできる、との思いに至りました。切羽詰まった時にこそ、いろんなアイデアが生まれなんでもできるんだ、ということに気付きました。

 福島氏は、倫理に入会してから「自分をかえるにはどうすればいいのか」ということを考えていましたが、自分自身にプレッシャーをかけて、逆境に出会えば変わるんだ、ということを学びました。

■最後に
 「日本は、倫理や道徳観が欠如してだめになってきています。ぜひ、倫理を学んで、倫理の教えを広げていくことが大事です。日本創生を実現しましょう。」と力強く締めくくって頂きました。
 
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 普段は穏和に見える福島さんですが、今回のお話を伺い、たいへんご苦労をされ、そして苦難を乗り越え、人生の大きな気付きを得たのだということを知りました。

 参加者もたいへん感動して聴きいっていました。貴重な体験をお話し頂き、ありがとうございました。
(文責 中宏文)

 

日時

場所

講師

テーマ 

会費

朝食会

11月29日(木) 朝 6:00~7:00

ホテル日航高知旭ロイヤル

久万田社会保険労務士事務所 所長 久万田昌弘

誰にも負けない努力をする

無料

参加自由 会場内無料
いつもより少しだけ早起きして、ぜひご参加下さい。

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次回11月29日(木)は、久万田社会保険労務士事務所 所長 久万田昌弘氏(高知県倫理法人会 普及拡大委員長)による体験発表をいただきます。
万人幸福の栞 第15条「信成万事」の冒頭に、「自信のないことは失敗する。」と書かれています。このことは、逆に言いかえると「自信のあることは成功する。」とも言えます。
「自信」を付けるためにはどうすればいいのか?ご自身の実体験を惜しみなく発表していただきます。
多くの経営者の皆様、社員の皆様、未会員の皆様のご参加を心待ちにしています。
また、モーニングセミナーのあとは、会場内にて、おいしいパンとコーヒーで朝食会(無料)を開催しています。皆様とホットなお話で盛り上がりましょう。

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前回11月22日(木)のモーニングセミナーは、(株)九内 代表取締役 九内庸志氏(山口県倫理法人会 モーニングセミナー委員長)より、「変化に対応できる企業力」をテーマでスピーチをいただきました。

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日時

場所

講師

テーマ 

会費

朝食会

11月22日(木) 朝 6:00~7:00

ホテル日航高知旭ロイヤル

(株)九内、(株)クナイ(ハミングライフ) 代表取締役 九内庸志

変化に対応できる企業力

無料

参加自由 会場内無料
いつもより少しだけ早起きして、ぜひご参加下さい。

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次回11月22日(木)は、前夜に引き続き、(株)九内、(株)クナイ「ハミングライフ」の2つの会社の代表取締役 九内庸志(くない ようじ)氏(山口県倫理法人会 モーニングセミナー委員長)による体験発表をいただきます。
多くの経営者の皆様、社員の皆様、未会員の皆様のご参加を心待ちにしています。
また、モーニングセミナーのあとは、会場内にて、おいしいパンとコーヒーで朝食会(無料)を開催しています。皆様とホットなお話で盛り上がりましょう。

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前回11月15日(木)は、高知市議会議員 福島 明氏(高知県倫理法人会 事務長)より、「倫理と出会って」をテーマに講話をいただきました。
ご出席ありがとうございました。参加者総数28名でした。

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日時

場所

講師 

テーマ 
会費
問合せ

平成24年11月21日(水)
講演:18:30~19:30 (受付は18:00より)
懇親会:19:30~20:30

高知商工会館

(株)九内、(株)クナイ(ハミングライフ) 代表取締役 九内庸志

変えるべきものと守り続けるもの

講演・懇親会ともに無料
倫理法人会事務局
TEL088‐878‐7353
FAX088‐878‐7355

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11月21日(水)は、(株)九内、(株)クナイ「ハミングライフ」の2つの会社の代表取締役 九内庸志(くない ようじ)氏(山口県倫理法人会 モーニングセミナー委員長)の体験発表です。
(株)九内は、塗装工事、道路安全施設工事、法面保護工事等の主に公共工事を行い、(株)クナイ「ハミングライフ」では、ガーデン&エクステリア、住宅塗装、リフォームなど住宅関連工事を行っています。
まだ出欠のお返事のされていない方でも飛び入り参加大歓迎です。しかし、懇親会に参加される方は、お食事の準備がありますので、11月20日(火)までにご連絡頂けたらうれしいです。

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 11月8日(木)のモーニングセミナーは、ホテル日航高知旭ロイヤルにて朝6:00より、特別講師として、二宮尊徳(金次郎)7代目子孫 中桐万里子氏(リレイト代表 京都大学博士)より、『二宮尊徳に学ぶ農による国作り』をテーマに講話をいただきました(出席者総数40名)。
 
 まずは、中越会長より、「本日は、専任幹事の東村英幸氏のご縁で、二宮尊徳先生の7代目子孫である中桐万里子氏のお話を聴く機会を設けることが出来ました。本当に感謝しています。今日も元気に頑張りましょう。」と力強く挨拶されました。

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 次に本日の講師である中桐万里子氏の登場です。 

 二宮尊徳の通称は二宮金次郎。公人としては尊徳を使用しています。尊徳は一般には「そんとく」と読んでいますが、正式の読みは「たかのり」だそうです。

 昔はどの小学校にもあった二宮金次郎の像。薪を背負って本を読む少年の姿から、勤勉で働き者の象徴としてのイメージがあるかもしれません。しかし金次郎が生涯為した業績はあまり知られていないのではないでしょうか。

 江戸時代末期を農民として生きた金次郎は、身長180cm体重94kgの大男だったそうです。こんな姿にも少年像のイメージからはかけ離れたものを感じます。

 「金次郎の生きた時代は天災人災の続く激動期でした。少年時に両親を亡くし、生きる指針を書物にも求め、その姿が銅像となりました。二重三重苦の中で、金次郎は田畑の”実り”にこだわり、実践しました。書物の理想論では生きていけない、「書を捨てよ」「実践・行ない」こそが大事だと考え、現実の自然の中から様々な知恵を見出していきました。」

 「”私の名を残すな、行ないを残せ”という遺言からもわかるように、金次郎はとにかく実践を重んじた人です。」

 「この時期、自然災害や悪政による借金で苦しんでいた農民たちの救済に立ち上がりました。金次郎は600以上の農村を回り、農民たちを飢饉や借金苦から救っていったといいます。」

 有名なエピソードを紹介してくれました。

 ある年、田植えを終えた頃(6月)に、金次郎はナスの漬け物を口にして、「秋ナスの味だ」と感じました。「これから夏を迎えるはずだが、この味はおかしい」と冷夏の到来を予見したのです。 
 金次郎は村中を駆け回って米の苗を、ひえや粟の寒さに強い作物の苗に植え替えさせました。そして、予想通り冷夏がやってきて、この年から天保の大飢饉が始まっていったのです。
 しかし、金次郎は、その年に農民を飢饉から救ったのでした。

 「せっかく植えたばかりの米の苗を抜いて、別の作物の苗に植え替えることには、ほとんどの農民が反発したと思います。しかし、それまで築きあげた”きずな”もありましたが、それ以上に、身長180cm体重94kgの大男だったので、たぶん脅迫したかもしれません(笑)。」

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 「ここには、たとえ天災といえども身を守るための金次郎の知恵があったのです。それが”半分従い、半分逆らう”という理論です。”従う”とは、よく知る、よく見る、受け入れることです。金次郎は様々な自然環境の変化を観察し、その一つにナスの味がありました。”逆らう”とは、対策する、工夫する、実践することです。冷夏を予想し、その対策として寒さに強い作物を作る。この理論を農民たちに『水車のシステム』を使って説いていきました。現代にも通じる、人と人、人と自然、自分と相手とのより良く生きるための知恵です。」

 「まずは、現実を受け入れることから始まります。そして、水車のごとく川の流れに逆らって動くことでエネルギーが生まれます。」

 「あらゆることは工夫と知恵で乗り越えることが出来ます。困った時には必ず現場に戻り、現実を受け入れることが大事です。ヒントは全てこの中にあります。現実・現場には、自分を豊かにするエネルギーが満ち溢れています。」

 「よく知る、よく見ることで無限にエネルギーが湧いてきます。そのエネルギーによって”ワクワク感””ドキドキ感”が生まれてくるのです。」

 「ギブ・アンド・テイクではなくテイク・アンド・ギブです。つまりテイクが先です。テイクとは、自分がどれだけたくさんの人やものに支えられているか知ること、受け取ることです。」
 

 「見返りではなく、テイク=知ること、受け取ること、現実を見ることで、満たされた上で、幸せ喜びいっぱいで今度は自分が何を与えることが出来るか考えていくと、自ずとギブがあふれ出て行きます。実践にもつながっていきます。」

 「一人一人の人間、一つ一つの会社にはドラマがあります。ドラマとは”徳”のことです。私達は”徳”を受けています。様々な悲喜こもごもがあるから、それを乗り越えた感動があります。だからこそ、この世のものすべてに感謝し、これに報いる行動をとることが大切で、それが社会と自分のためにもなります。」

20121108d.jpg 利益、物欲のすべてを自分のものにしようとしても、必ずしもそうはならないということを証明される例話があります。

 それは、”万人幸福の栞”第11条の一節に書かれています。

 『二宮尊徳先生が、弟子に示した”たらい”の水の例話のように、欲心を起こして水を自分の方にかきよせると、向こうににげる。人のためにと向こうにおしやれば、わが方にかえる。金銭も、物質も、人の幸福もまた同じことである。』

 「その”たらい”の中に水があります。この水は、誰かから与えられた水です。水があるという幸せを感じているからこそ、相手におしてやれます。テイク・アンド・ギブです。」

 最後に、「”ありがとう”の反対語は、”あたりまえ”です。つまり、有ることが難しいことが”ありがとう”です。”ありがとう”探しの達人として、キラキラとした人生を送っていきましょう。そして、私達は多くの人に愛情をいただきました。その恩返しに人を幸せにしましょう。」と力強く語っていただきました。


 45分間という短い時間でしたが、薪を背負った銅像のイメージとは正反対な、金次郎の遺言や実践の数々を、中桐氏は、エネルギッシュに臨場感たっぷりと熱弁をふるっていただきました。

 まさに、金次郎の言葉が、生きた言葉となって響いていったようでした。

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 中桐氏の今後の益々のご活躍を祈念いたします。

 モーニングセミナーの後、会場内で中桐氏を囲み、おいしいパンとコーヒーで朝食会を開催しました。

 早朝よりご参加頂きました皆様、本当にありがとうございました。

文責 久万田 昌弘

 

日時

場所

講師

テーマ 

会費

朝食会

11月15日(木) 朝 6:00~7:00

ホテル日航高知旭ロイヤル

高知市議会議員 福島 明

倫理と出会って

無料

参加自由 会場内無料
いつもより少しだけ早起きして、ぜひご参加下さい。

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次回11月15日(木)は、高知市議会議員 福島明氏(高知県倫理法人会 事務長)による体験発表をいただきます。
イエローハット創業者の鍵山秀三郎氏は、「苦労したことがそのまま顔に出るようでは一人前の経営者とはいえません。”とてもそんなに苦労したとは思えないですね”と言われるようになったら一人前。できれば、”いままで順調に経営してこられたんですね”と言われるようになりたいものです。苦労していることを人に悟られずに経営する。心がけるべき経営者の姿勢だと思います。」と言われています。
いつも謙虚で温厚な福島氏。しかし、その裏では多くの苦難を乗り越えてきたことでしょう。
“目からうろこ”の福島氏の波瀾万丈の人生を惜しみなく発表していただきます。
多くの経営者の皆様、社員の皆様、未会員の皆様のご参加を心待ちにしています。
また、モーニングセミナーのあとは、会場内にて、おいしいパンとコーヒーで朝食会(無料)を開催しています。皆様とホットなお話で盛り上がりましょう。

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前回11月8日(木)のモーニングセミナーは、二宮尊徳(金次郎)7代目子孫 中桐万里子氏(京都大学博士)より、「二宮尊徳に学ぶ農による国作り」をテーマでスピーチをいただきました。
ご出席ありがとうございました。40名でした。

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 11月1日(木)のモーニングセミナーは、ホテル日航高知旭ロイヤルにて朝6:00より、岸之上工務店 水田直利氏より、『三つの職場で学んだこと』と題して講話を行っていただきました。

 まずは、中越会長より、「社会情勢や政治不安と、世の中はいろいろとありますが、景気のいい人が、倫理に集まってきてほしいです。いい仲間づくりが重要です。早起きしながら成功していってほしいと思います。」と力強く挨拶されました。

 続いて、水田直利氏の講話です。水田直利氏は、工務店にて経理の仕事を担当されています。

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■一つ目の職場
 水田氏は、大学を卒業後、県内大手の銀行に入社しました。当初は、内勤の仕事が多く、また女性も多くて大変だったそうです。
 外回りの仕事に移ってから、お客様と直接向き合うようになり、仕事のやりがいも感じ始めました。いまではさびれている、ある商店街も、当時は活気があり、お客様が新入社員を育ててくれるような暖かい地域だったそうです。
 しかし、そんな恵まれた仕事環境にもかかわらず、「はたして自分は、会社の役に立っているのかな?」という疑問も感じていました。

 ある時、他の銀行との間で、案件を競い合うことになりましたが、残念ながら破れてしまいました。そのときの縁で某保険会社の所長と懇意になったそうです。

■二つ目の職場と三つ目の職場
 「うちの会社を受けてみないか?」保険会社の所長から、誘われました。保険についての考え方を学ぶこともできると思い、面接を受けることにしたそうです。結果は合格。
 「せっかくだから東京で役員面接もしてみないか?」と、再び誘われ、東京の同級生に会えるとの思いから、面接のため上京。結果は、またまた合格。

 「来月からうちに来てくれないか?」と言われ、真剣に転職を考えました。まわりのほとんどが「転職はやめておけ!」と強く言われたそうですが、奥様と話し合い、ついにその保険会社に転職することになりました。

 転職してから、前職の時には会ってくれてたお客様が、会ってくれなくなったそうです。その時に、会社の看板の威力を思い知らされ、自分はいかにちっぽけな存在であるか、という事に思い至ったそうです。
 水田氏は、考えました。「看板がなくても、人格が良くなればあってくれるはずだ」と。
そこで、セミナーや研修、書籍、特に歴史小説や中国の古典から多くの事を学んだそうです。

 宮城谷昌光氏の書籍からは「人が見事に生きるとはどういうことなのか」という主題を読み解き、ご自身の考え方の参考になる考え方を得られたそうです。
 そして、さらにまわりに感謝することの重要性も感じました。

 そうした、保険会社での生活でしたが、毎週2回、車で長距離を通う生活が続き、「50歳、60歳になってもこのような生活スタイルが続けられるかな」との思いもあったそうです。

 あるとき、工務店にいる先輩と飲みに行ったそうです。突然「俺はやめるから、お前がはいれ」と言われたそうです。とんとん拍子で話は進み、再び奥様と相談して、現在の勤務先である工務店に経理担当として入社しました。

■宮城谷昌光氏から学んだこと
 「宮城谷昌光氏が教育者についてのコラムを書いた文章が心に響きました。無理やり厳しいことをいって言う事をきかせるのは真の教育者ではありません。一流の教育者は人間性が高いそうです。
 この人の話を聴きたい、共に時間を過ごしたい、と生徒から思わせる、これが本当の教育者だと書いていました。この事を自分に置き換えてみて、自分の人間性を高めていけば、まわりの人たちも進んでやってくれる、そうなれるように努めています。
 高知県内は、建設業界は大変ですが、誠実さを持って会社を、良い方向に持っていきたい、そして自分もそうなりたいです。」と締めくくって頂きました。

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 これまでの人生のさまざまな場面において、「古きをたずね、新しきを知る」という考え方を取る水田氏の姿勢に対して、たいへん学ぶべきものを感じました。
 ぜひ実行したいと思います。ありがとうございます。
(文責:中宏文)