モーニングセミナー

8月30日(木) 濱田誠一氏 「続けられていること」

 8月30日(木)のモーニングセミナーは、ホテル日航高知旭ロイヤルにて朝6:00より、(株)濱田水道工業 代表取締役 濱田誠一氏(高知市倫理法人会 研修副委員長)より、『続けられていること』をテーマにご自身の実体験を赤裸々に語っていただきました(出席者総数20名)。

 まずは、中越会長より、「今期最後のモーニングセミナーです。3年間を36回払いの分割と考えると、12回の手形を落としました。会長をやると会社も自分自身も快調になります。」と力強く挨拶されました。

20120830a.jpg 会長挨拶の後、新会員の入会式を行い、久保建設 代表 久保浩大氏に『倫理法人会会員証』が渡されました。

 中越会長は、会員企業内に『倫理法人会会員証』を掲示することで、倫理経営を行っている会社であることをアピールしていただき、さらに、倫理法人会の会員であるという誇りを持ってもらいたいため、この会員証を発案し作成したそうです。
 既存の会員で、『倫理法人会会員証』が欲しい方は、実費を払っていただけたら作成しますので、お申込み下さい。

20120830b.jpg 次に、本日の講師である濱田氏の登場です。
 (株)濱田水道工業は、昭和54年1月に濱田氏が創業して現在33年目です。
 高知県全域を営業エリアとし、管工事(特定)、水道施設(特定)、土木(特定)、建築(主にリフォーム、耐震診断及び改修)、2級建築事務所、福祉用具販売及び取付け等、幅広い事業を行っています。

 いつも謙虚で温厚な濱田氏。しかし、現在の事業を継続するために、多くの苦難を乗り越えてきました。

 「地元の日高村の中学校を卒業後、病気がちな父を助けるため、高校には進学しないで農業を選択しました。しかし、中学校の恩師から小津高校の通信制を紹介してもらい、4年間独学で勉強して無事に卒業することができました。通信制で自分との戦いが体験でき、社会人になっても資格試験の勉強に役立ちました。」

 濱田氏は、中学卒業後2年程で父の体調も良くなり、農業から離れて、水道工事関係の会社に縁故採用されました。
 「10年後の昭和54年1月に独立をして、個人で事業を立ち上げました。翌年、高根の花の家内と知り合い結婚しました。」

 濱田氏は、水道畑で44年、そして散髪屋も44年間同じところだそうです。
 「駆け出しの頃から、支払日を決めて、請求書通りに一切値切らずに、きちんと支払うことを続けてきました。堅実な経営をすることで今があると思っています。」

 「駆け出し3年目の頃に取引先が倒産し、手形が不渡りとなりましたが、何とか切り抜けることができました。今年創業33周年となり、今まで元気に仕事が出来たのも、改めて家内のおかげ、周りの人のおかげ、いい社員に恵まれたおかげ、先祖のおかげと思うようになりました。初心を忘れないために、毎月一回お墓参りに行っています。」

 「濱田誠一の”誠”は、誠実、誠意、誠心の意味が込められています。なんと長男夫婦の孫にも、長男のお嫁さんの希望で”誠”を付けてくれました。長男夫婦の孫2人と長女夫婦の孫2人の男4人の孫に囲まれて私は本当に幸せです。」

  最後に、「現在、会社で職場の教養を使った朝礼を行っています。常に初心を忘れず、すべての人に感謝して、これからも今まで通り、堅実経営を続けていきます。」と力強く語っていただきました。

 濱田氏のますますのご活躍を期待しています。

 モーニングセミナーの後、ホテル日航高知旭ロイヤルの22階にて、濱田氏を囲んで朝食会を開催しました。
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 早朝よりご参加頂きました皆様、本当にありがとうございました。

(文責 久万田昌弘)