モーニングセミナー

7月30日(木) 中川 久氏 「苦難の時はチャンスの時」

ms090730-1.JPG 7月30日午前6時よりホテル日航高知旭ロイヤルにてモーニングセミナーが開催されました。(21名出席)
 講演に先立ち久万田会長より、「昨日の中川先生の経営者セミナーでの講演では、出会いの大切さについてのお話を伺い、大変勇気をいただきました」と挨拶があり、続いて今橋幹事より、「先日仕事で出張した鹿児島で、ある人との出会いと帰り道の高速道路で”気づき”を得ることができた」との実践報告のスピーチがありました。

 「苦難の時はチャンスの時」と題して中川久氏より御講演いただきました。
 倫理を学ぶ者は「明朗・愛和・喜働」の大切さをよく理解している経営者です。こうして早朝のセミナーで毎週勉強している人と、その時間ただ何もせずに寝ている人とは違いが出てくる。と冒頭で話され、元気な農業集団の実践についての紹介がありました。
 社員は毎朝4時に出社し、日曜祭日も関係なく、総勢34名で年商11億円もの売上を誇り、地元の得意先、会社、社員がまさに三方三徳を実現されている、というお話に会場は引き込まれました。
 そして、本日のテーマである塙保己一について。
 【万人幸福の栞 3、運命自招】の36ページでもおなじみですが、しおりでは5行ほどの紹介ですが、丸山敏雄先生がこの2人から何を伝えたかったがとてもよく理解できるお話でした。
 江戸時代の中期に生まれた塙保己一は、7歳で失明し、様々の苦難を乗り越え学問に志して、国学において偉大な貢献を果たした。そして時を越え、場所を越えてアメリカの奇蹟の人ヘレン・ケラーを勇気付けたという。彼女は遠くアメリカでこの塙保己一の盲人とは思えぬ偉業を小さい頃から聞かされて、自身の励みとし、事実日本にも3度来日して、塙検校保己一について埼玉の記念館を訪れていたといいます。
 「盲目という一見不遇のさだめは、一転して大きい幸運と輝きわたった」と栞の本文にはありますが、その意味するところをあらためて深く勉強させて頂いた御講演でした。

(文責 広報委員 村上勝則)

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