モーニングセミナー

9月26日(木)橘田一彦氏 「私の履歴書」

9月26日(木)のモーニングセミナーは、ホテル日航高知旭ロイヤルにて朝6:00より、株式会社GOOD SMILE 橘田一彦氏より『私の履歴書』と題して講和を行なっていただきました。

20130926a.jpg今年の2月に大阪から高知へ来て、7月に倫理法人会に入会。
障害を持っている学童向けのデイサービスを2月から企業、そして9月からは朝倉に2店舗目をオープン!

橘田という名字は珍しく、神戸、姫路と関東の一部に多くいる。橘田さんは、すごく体が大きく、産まれた時から大きく4400gで誕生。
母方のおじいちゃんに溺愛され、面白い思い出としてはオロナミンCをいつも貰っていた。

幼少時代は尼崎に住んでいたのですが、幼稚園に入る時に大阪府に引っ越す。
その時に妹が産まれ4人で生活するようになる。
小学校時代は教育熱心な母の影響で、習い事をたくさんしていました。
そろばん、ピアノ、習字、公文とたくさんしましたが、どれも長続きしなかった。唯一長続きしたのがスイミングでした。それが縁で中学は水泳部に入る。
高校生活は、やりたかったラグビー部に入るが、部員がそろわず途中からバスケット部に入る。

大学は大阪産業短期大学の自動車科学課に入る。就職氷河期だったのですが、大阪の三菱の老舗のディーラーに採用される。2年間整備士として働いたが、その後、サービスフロントに配属される。その当時、リコール問題等があり、激務の中で心身ともに疲労がたまる。
会社はリコール問題のあおりを受けて倒産する。

半年間、失業給付を元に、遊びにあけくれるが、26歳の時に再就職をするべく就職活動をしたが、なかなか採用には至らなかったのですが、ヤナセのディーラーに再就職が決まり、フロント業務をする。
初めて接客したお客さんが、ブレーキパッドの交換に来た方ですが、国産車だと2~3万がブレーキパッド交換の相場なのに、見積もりが12万という高額な見積もりにビックリしながらお客さまに提示すると、あっさりとOKをいただき、その事にもビックリした。
その際に、ベンツを乗り、高額な修理代をポンと払うようなお客さまが、どういう人生を歩んでこんな高額なベンツを乗れる人間になったのかに興味がわく。そして、いつかは企業してやるぞ!と思うようになる。
ヤナセでの勤務が3年ほど経過した頃、ヤナセを退職した方から保険のセールスの仕事を紹介され、外資系の保険会社に就職した。初めは調子が良かったが、1年弱で厳しい状況になりました。そんな頃、先輩がインターネットのパソコンの設定をする会社を起業しており、人出が足らないからこないか?と誘ってくれたのがきっかけで再度転職した。
が、自分自身の業績も上がってきたが、やれどやれど雇用条件は良くならなかった。
業績に応じた給料の相談を先輩にするも、冷たくあしらわれることが続き、正当に評価されないもどかしさをやむなく退職することになった。

20130926b.jpgそんな時、あるセミナーに参加したことがきっかけで、人生の目的というものを考えるようになった。その中で、周りの人を楽しくさせるということが人生の目的であると確信する。色々な経営者と交流をはかる中で、児童介護の事業をしている以前から知っていた社長から声をかけていただき、児童介護の仕事に携わる。ほどなく独立の話が持ち上がり、児童介護が浸透していない高知県に移住して、独立を決意する!
そして今年2月に永国寺町にオープンさせる。
利用している児童の母親からは、こんな楽に夏を過ごせることが出来るなんてとてもうれしいという声をいただく。その際に、スタッフ一同で、われわれのやっていることは、育児のストレスで悩んでいる方に喜んでいただけるということを再確認する。
多くの母親からの他の地域でもやってもらいたいという要望が多々あり、少し無理をしましたが、朝倉に去年の9月に2店舗目をオープンさせた。おかげさまで来月には定員いっぱいになる予定です。
これからは、食べ物や自然、人、そういった高知県をの良いところをアピールしてもっともっと高知を良くしていきたい。
今回、倫理法人会に入会した経緯は、高知市の中さんから、長谷川豊さんの講演会に誘われて参加したのがきっかけで、高知市の川島さんとも出会い、倫理法人会のことを教えていただきさっそく入会させてもらいました。
まだ入会して数カ月ですが、前で講話させてもらっていることが不思議に思っていますが、まだまだ自分自身が若いので色々なことにチャレンジしていきたいと思っています。
また高知を盛り上げていきたいと思っています。

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最後に、今現在、障害者の児童介護の仕事をしていますが、まだまだ社会からの理解が得られないことが多く、大変なことも多々あります。だけども、その子供たちは僕たちと同じように生活しています。理解がないがゆえに、心ないことも言われたりすることもあります。
まだまだ、知られていない方も多いです。障害者というと、身体を思い浮かべる方もいますが、知的の障害児も多くいます。知的障害となると偏見の目を向ける方もいますが、そういった児童の特性や個性といったものもあります。ぜひそういったところにも目を向けていただきたい。ぜひ興味がある方は見学もできますのでぜひ見に来ていただければと思っております。
先進国と言われる日本ですが、そういった分野ではまだまだ発展途上の部分が大きく、日本にあった児童福祉といったものも今後皆様の力を借りながら確立していきたいと思っています。

(文責:三谷 昌平)