モーニングセミナー

8月2日(木) 吉川和儀氏 「実践は裏切らない」

 8月2日(木)のモーニングセミナーは、ホテル日航高知旭ロイヤルにて朝6:00より、社団法人 倫理研究所 中国四国方面長 吉川和儀 氏より、『実践は裏切らない』をテーマに語っていただきました。

 まずは、中越会長より、「会長職を引き受けてまもなく一年です。この一年間で、メリットがないと言って退会された方もいますが、自分を磨かなければ成功はできません。当社は、利益が増えました。自分との戦いに勝ってきたからだと思います。生活習慣を変えて人間改革をすることが重要です。新年度に向けて『いい仲間づくり』をしていきたいです。」と力強く挨拶されました。

 続いて、小笠原泰英事務長による会員スピーチです。小笠原事務長は、新年度から県の副事務長に就任することになっています。
 「5年間に事務長の役を頂き、それ以来、モーニングセミナーには99%参加しています。皆さんに育てられたと思っています。弱音を吐いてしまうかもしれませんが、『吐く』という文字からー(マイナス)を除いたら、『叶う』という文字になり夢が叶います。これからもプラス思考で頑張っていきたいと思います。」と抱負を述べられました。

20120802a.jpg 本日の講師である吉川和儀氏の登場です。吉川氏は、新年度に、中国四国方面長から東海北陸方面のご担当になる予定です。

■明るく朗らかに実践
 吉川氏は、3期にわたり中国四国地方を担当されました。その間、いろんな経営者の方々から学びを得たそうです。
 「経営者の方から生の声を聴かせて頂くのが私の喜びです。倫理の会は、堅苦しいものでも宗教的なものでもなく、足元の身近なところでどういう生活を送るか、ということを大事にしている集まりです。表面だけでなく心も正しくしていく。そうすると成果が表れます。そして実践する際には明るく朗らかに行うことが重要です。『はたらく』とは、人間のすべての営みをあらわします。困難にぶつかっても、何か気付きが得られる、という心で取り組むと良い成果が出るのです。」

■実践する人が増えれば、日本が変わる
 「倫理の会員数が増えるだけでは世の中は変わりません。会社や家庭の中に実践者が増えることによって日本が変わるのです。数合わせで終わってはいけません。日常どんな実践が行われるかが重要です。そして、実践をして成功した、ということを伝えることが究極の実践です。」

■実践者のお話 その1
 香川県の会員様についての不思議なエピソードを紹介して頂きました。その会員様と共に会社を訪ねると、なぜか訪問先の番犬がおとなしくなるそうです。
 「人間は、目に見えない存在感やオーラのようなものを発信していて、そうしたものを動物は察知できるのかもしれません。」
 その会員さんは、昔から、道路で轢かれている犬や猫を見つけると、持ち帰って埋葬しているそうです。そうした行為に裏打ちされて、なにかオーラを発信しているのかもしれない、とのことでした。
 「良きにつけ悪しきにつけ、人間はなにかオーラのようなものを発信しています。そのように発信されたものが影響して、その人自身の目標達成の成否の分かれ目になるのかもしれません。」

20120802b.jpg ■実践者のお話 その2
 続いて、近畿方面にいる会員様のエピソードを紹介して頂きました。その会員様はボランティアで、路上生活者に自立支援のお手伝いをされています。冬場に、寝袋を配布するそうで、その数は年間1000個にのぼるそうです。
 その会員様は、家族を二人亡くしており、自身も心の病に陥りそうになってたところを長男に励まされ、自分自身を持ち直すという体験をされました。回復に向けて病院に通うときに、路上生活者が多いことに気付きました。そして、そうした方々にもご家族がある、ということに思いを馳せ、そうした方々を支援しようと決意されたそうです。
 「その会員様は、毎週金曜日に配布しており、大変ですが、これまで休んだことはないそうです。亡くなった家族が応援してくれているというイメージを持てたから、勤めることができたそうです。」

■まとめ
 「会員の皆様それぞれに立場や背負うものがあると思います。そうした際に、活用できるのが倫理です。私も、困難な時こそ、『万人幸福の栞』を開いて自分を鼓舞させています。明るく朗らかに実践を行っていきましょう。」と締めくくって頂きました。

 会員の数を増やすだけでなく、実践者が増えることが最も重要である、ということを改めて気づかせて頂きました。3年間お世話になりました。ありがとうございます。

 また、早朝よりご参加頂きました皆様、本当にありがとうございました。
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(文責 中宏文)