モーニングセミナー

6月24日(木) 前原幸夫氏 「中小企業の特性と倫理」

6月24日 モーニングセミナー(参加者18社19名)

本日の役割分担 は以下のような人選でした
司会進行    福島元幸   MS委員長
朝のあいさつ  東村英幸   研修副委員長
会長あいさつ  久万田昌弘  会長
事務連絡    小笠原泰英  事務長
誓いのことば  門田尚子   女性委員長

20100628a.jpg 本日は岡山県倫理法人会相談役 前原幸夫(マエハラユキオ)法人スーパーバイザーをお迎えし、「中小企業の特性と倫理」と題してお話いただきました。
 久遠税理士法人の代表としてご活躍しておられますが、仕事に充実感をおぼえたのは、仕事の意味を次のように理解されたからだそうです。
 「人に頼り迷惑をかけない人生はない。ご恩のかけっぱなしの人生。その恩をお返しするのが仕事である」と。平成13年に従業員の病気や退職で売上が落ちたときにモーニングセミナーに行き始めたそうです。
 中小企業では、社長と社員は毎日顏を合わす。だから社長のことはよく分かる。万一の時には、保険で命を懸けて仕事をしている。そんな中で社員にやる気にさせるにはどうするか。それは、「この社長のためなら・・」といわれる人間になるしかない。
 人間は他の動物に比べて本能に対するブレーキの効きが弱い。わがままだから、不要な殺生もする。そこで自分を抑制するルールを作った。それが、外部からの抑制である法律、そして内部からの抑制としての無意識に畏れる気持ち。この「畏れ」にも二通りあり、神と人との宗教、そして人と人との倫理。その倫理も旧道徳と純粋倫理に分かれる。旧道徳と純粋倫理との違いは、福徳が一致しているかいないかである。
 電車で、いやいや席を高齢者に譲っても、お互い良い気持ちではない。譲る行動は「徳」であるが、譲り譲られた双方は良い気持ちがしない。純粋倫理はどういう気持ち(心持ち)で実践するかですね。だから「純粋倫理は心が先だ」といわれるのです。
20100628b.jpg そして当たり前のことを当たりまえにするのにエネルギーを使います。落ちているタバコの吸殻を拾うという行為にもエネルギーが満ちています。仕事も、無意識でできるようにすることが大切です。
 ザルでもいっぱいの水が入ったバケツの中では水はこぼれません。週に1度のこのモーニングセミナーでたっぷりいい水(モーニングセミナーの雰囲気)につかるのも安心ですね。
 普及によってわがままにブレーキがかかり、人間を作ってくれます。是非多くのみなさんに倫理を広めていきましょう、と締めくくっていただきました。

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