モーニングセミナー

4月8日(木) 福島元幸 氏 「気球理論~行動科学を活用して気持ちよく行動できるToDoリスト活用術~」

20100408_ms_01.jpg4月8日モーニングセミナー
『気球を更に上昇させるには?』
 たいていの人は、この質問に対して「ガス量を増やすか、火力を強くする」と答えると思う。

  本日のテーマは『気球理論~行動科学を活用して気持ちよく行動できるToDoリスト活用術~』です。講師の福島元幸(モーニングセミナー委員長:(株)エスピージャパン代表取締役)さんによると、先に挙げた気球は私たちに置き換えることができるという。
  気球を上昇させるためには、ガスや火力を増やす以外にも、気球に乗っている重りを捨てるという方法があります。私たちは毎日しなければならないこと、自分がしたいことがあります。学生の場合、それは授業で課される課題や、友人との外出などで、重りはやらなければならないことにあたります。でも、やらなければならないことは、難しく時間がかかるものが多く、どうしても後回しにしてしまいがちですね。
20100408_ms_02.jpg  そこで福島さんが実践しているのが、エクセルを用いたToDoリストの作成です。まずは、やらなければならないこと、やりたいことを仕事やプライベートで分け、優先順位を付けること。難しいことを先に片付けることで、気分が軽くなるというわけです。
  ただ、多くの人が経験しているように、自分との約束事はなかなか守ることができません。実際に私も、先にやろうと思っていても後回しにしてしまうことはよくあります。それがストレスになり、気球の上昇を妨げる重りにもなるのです。
  このような悪循環に陥ったとき、福島さんは月の満ち欠けの理論を取り入れるのだそうです。月が新月から満月になる時期というのは、エネルギーがあふれており、満月から新月になる期間はエネルギーが消失する。このエネルギーの上下に合わせて「やりたいこと」「やらなければならないこと」を分けると、ストレスをコントロールすることができるのだそうです。また、これに伴って、目標を一ヶ月ごとに立てると、問題を整理することもできるといいます。
 このほかにも、やらないことを決め、出来ないことは断ることで気持ちをコントロールしたり、具体的な行動を取ることで、仕事や学業を充実させることができるということを学びました。

 今回は久しぶりに参加いただいた、藤田夢(高知女子大3回生)にまとめていただきました。ありがとうございます。

文責 藤田 和彦

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