3月28日(木)のモーニングセミナーは、ホテル日航高知旭ロイヤルにて朝6:00より、(有)清和ファーム代表取締役 矢野 昭彦氏より『清和グループでの30年間』というテーマで講和を行なっていただきました。
会社の柱である育苗事業では、野菜の接木苗を県内の園芸農家へ供給すると共に、最近では家庭菜園向けの野菜苗、花苗についてもホームセンターへ出荷しており、高知県内の農業発展に貢献しております。
矢野氏は農業大学校を卒業後、現在の清和アグリス(株)に営業として入社しました。そこで先代社長の山崎氏から「これからの農業は分業化が進む、新しく育苗事業を立ち上げるので中心となって欲しい」との話を受け、一から育苗事業をスタートさせました。
「苗作りは子育てと同じ」と矢野氏は感じています。良い苗を作るには、真心をもって接することが一番で、手を掛ければ掛けるほど答えてくれる。手を掛けるには日々関心を持つことが大事であり、やはり自分の目で見ることにより、一鉢一鉢表情の違う苗に適切な管理が出来る。この基本の地道な繰り返しこそが大事である。
現在高知県の園芸苗については、60%が県外から入ってきており、今後規模拡大を実現し、県内シェアを増大していきたいと考えている。技術的には劣っていないが、設備面では劣る部分も多く、今後においては県の支援等も視野に置きたい。農業自体が高齢化、TPP等大きく変化しているが、会社として変化に対応できる取り組みを行ないたい。今後においては、後継者育成、若い社員にやりがいのある職場作りを目指して行きたい。
倫理とのつながり
販売営業部門である清和アグリス(株)が会員であることから、MSやセミナーへの参加をしている。日々の朝礼、職場の教養を使っての週1回の終礼を実践しており、徐々に社員に浸透してきたようで、「この雰囲気を仕事に生かせる取り組みを今後も目指して生きます。」と締めくくっていただきました。