モーニングセミナー

5月9日(木)濵田正人氏 「口福(こうふく)」

 5月9日(木)のモーニングセミナーは、ホテル日航高知旭ロイヤルにて朝6:00より、ソフィアデンタルクリニック 院長 濵田正人氏より、『口福(こうふく)』と題して講話を行っていただきました。

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 まずは、中越会長より、「名前を書くときは、一文字一文字に人格があるつもりで書いています。そして、お客様の名前を書くときにもすべて直筆で名前を書きます。お客様とのやりとりも丁寧にし、社員教育も行って、栄えてほしいと思います」と挨拶されました。
そして、濵田氏の講話です。プロジェクター持参でお話し頂きました。
■プロフィール
 濵田氏は昭和36年に伊野町で生まれました。平成11年に歯科医師国家試験に合格し、歯科医院を経営しています。そうした輝かしい経歴だけではなく、裏年表も語って頂きました。
 

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学生時代は、屈辱的な二つの失敗を経験し、社会人になってからも、歯科医師への道を目指すきっかけとなったご縁が成就しなかったということがありました。そして、開業当時は、経営は右肩上がりでしたが、スタッフとの仲は最悪でした。近隣に別の歯医者が開業することになり、いろんな勉強を始めたそうですが、だんだんと、学んだ事を社員にもおしつけるようになり、離職者が相次いだそうです。
「現在も多くの悩みの真っただ中にいます」と語る濵田氏でしたが、今現在は学びの成果が現れているのか、晴れ晴れとした表情をしています。

■倫理との出会い
 濵田氏が倫理法人会を知るきっかけは今から五年前の歯科医のセミナーだそうです。そこで会報「職場の教養」を見付けて興味がわき、事務局へ行き、すぐさま入会しました。

入会の二か月後、モーニングセミナーでの講話の依頼がありました。その時が初めてのモーニングセミナーでしたが、その感想は「ぜったいに違うところに来てしまった」というものでした。しかし、講話者の中に知り合いを見付け、参加するようになり次第に「自分が必要としているのはこれでは?」と思うようになってきたそうです。
 今では積極的にモーニングセミナーに参加されています。

20130509c.jpg■「歯」のはなし
濵田氏の専門分野である「歯」についての話を、映像と共にお話し頂きました。
口の中は、排水溝と同じように、アメーバやカビがたくさん存在します。それらは伝染するので、家族全員がそれらの細菌を持っています。これらの細菌がいると、歯と歯茎の間が細くなりぐらぐらになるそうです。本来、歯の3分の2が骨に埋まっているはずが、3分の1しか埋まらなくなります。これを治すのに、以前の治療法は歯磨きでした。現在は、薬によって細菌をいない状態にするそうです。

「歯医者は、行きたくない場所のトップ3に入ります。どうすれば来てくれるか、と考え、これまでかぶりものを被ったり等いろいろと工夫をしました。お客様が来たくなるような環境作りが大事です」。
そう語る濵田氏のクリニックは、ホテルのロビーのような快適な環境だそうです。

■新たなるステージへ
 「私が目指すのは、全員が主役の医院づくりです。具体的には、有休、育休、産休が取れて、女性がずっと働けて、子供を大学まで行かせられる職場にしたいです。人生が幸せになる職場づくりを目指してます」。
 現在、倫理はもちろん、ジェームズスキナー、ライオンズ、天風会、日創研など様々な団体で学び、器を大きくしようとされています。
 最後は松下幸之助氏の語録を多数紹介頂きました。

 ・難しい事業をこなしてこそ真の経営者になる
 ・成功の反対は、失敗ではなく妥協だ
 など、多くの学びを紹介頂きました。
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 常に颯爽としている濵田氏の意外な苦労話を聴けて、さらに、倫理でも松下氏でも、幸福になるための真理は共通しているということを学ぶことができ、参加者の皆様もたいへん勉強になった事と思います。 ありがとうございました。
(文責:中宏文)