経営者の集い

5月18日(水) 中野和義氏 「気づいたこと始めています」

 5月18日(水)の経営者の集いは、高知商工会館にて18:30より、株式会社中野和一郎商店 代表取締役会長 中野和義氏(福岡市西倫理法人会 相談役)に「気づいたこと始めています」というテーマで体験発表をして頂きました(参加者総数17名)。

20110518a.jpg 株式会社中野和一郎商店は、昭和34年6月、初代社長の中野和一郎氏が創業。昭和52年11月、初代社長が死去のため、中野和義氏が2代目社長に就任されました。
 現在、福岡県福岡市にて博多名物「辛子明太子」の製造販売・乾物卸販売をされています。また、創業以来、「売買共に御客様」、「心・身ともに健康な長寿社会の実現を目指す」ことをモットーに、お客様の声を聴き、食文化の発展に貢献されています。

 「創業者である父は、私が23歳の時に吐血し、その後、年に数回の吐血を繰り返しながら7年後に他界しました。しかし、亡くなるまでの7年間一緒に仕事することが出来て、父から商売の基本を教えてもらったことで今の私が在ります。」

 「30歳のときに二代目社長に就任しました。しかし、その頃からわがままが出てきまして、生活も不規則になり、とうとう家庭内別居、そして離婚、子供も一緒に出て行きました。」

 「そんな時に倫理法人会と出会い、福岡市西倫理法人会の設立時に入会しました。倫理は出世が早く、あっという間に幹事、副会長、会長と拝命されました。倫理のおかげで今の家内と再婚することができて、現在は家内をとても大事にしています。」

 しかし、過当競争のため売り上げが激減。中野氏は、その時、創業者である父は、自ら先頭に立って働いていたことを思い出し、今まで全て委託配達に任せていましたが、自分で水曜日と日曜日は長崎まで配達に伺っているそうです。

 「うれしいことは、平成4年に出ていった長女と長男が会社に戻って来てくれて、一緒に仕事をしていることです。一昨年の50周年の節目の時に、長男に社長職を譲りました。」

20110518b.jpg 最後に、「女性、パートさん主体の職場ですが、役割分担しながら元気な朝礼を行えるようになりました。また、おかげ様で昨年12月の「職場の教養」の表紙に当社の記事を取り上げて頂きました。倫理が抵抗なくスーと会社に入ることにより、会社全体が元気になりました。これからも活力朝礼を実践し、社員の幸せのために倫理経営に取り組んでいきます。」と、笑顔いっぱいで力強いお言葉をいただきました。

 講演の後は、中野氏を囲んで懇親会を開催しました。
 多くの方の参加を頂き、最後まで時間を忘れて交流を深めることが出来ました。
 本当にありがとうございました。

文責 久万田 昌弘