モーニングセミナー

9月9日(木) 加藤敏仁氏 「愛情をもって切る」

20100909a.jpg 9月9日(木) 第353回経営者モーニングセミナー(17社17名)は、アルプス測量有限会社 代表取締役加藤敏仁(高知市中央倫理法人会相談役)様に「愛情をもって切る」と題してお話をいただきました。

 本日の講話は、家庭農園を購入された時のお話からはじまりました。農園にある、さくらんぼと桃の木の枝切りのお話です。
 無造作にチェンソーで枝を切ってしまったさくらんぼ。方やきれいな花と実がなるようにと丁寧にのこぎりで枝切りした桃の木。さくらんぼは、枝きりの翌年から数輪の花を咲かせはじめたが、桃は無数の花を咲かせ実をつけたそうです。枝を伸ばし放題ではだめですが、切るにあたっては愛情を持って切ることが大切だと気づかされたそうです。今年さくらんぼも、丁寧に枝きりをしたので来年はどんなに花を咲かせ実をつけるか楽しみだそうです。
 大きく切ると書いて、「大切」。親しく切ると書いて「親切」。「切る」ということはとても大切なこと。人間も生まれてすぐに、母親との愛情の絆「へそのう」を切って生まれてくる。愛情をもって切ることの大切さを考えさせられたそうです。

20100909b.jpg 加藤氏の法人会との出会い。それは香南市準倫理法人会会長の今村様のご紹介で入会されたそうです。いい人との出会いがどんどん良い人の出会いを広げてくれたそうです。
 加藤氏は会長職を終えてからもいろんな役職が回って来るようになり益々忙しい日々となりましたが、長年の思いであった小説を書き始められ、その成果を認められ、高知新聞にもその記事が掲載されたほどです。7月27日の新聞を是非ご覧になってみてください。
 会長職を経験されて、倫理法人会での普及の大切さを感じており、法人会の「質」と「量」のバランスが重要ですが、「量」が増えることで「質」も高まってくるものだそうです。この倫理法人会は一個人だけではなく、全体(人間)が良くなることを考えている会であり、いいものを伝える普及の連鎖で、いい人間関係の輪をひろげていきたいものです。
 ご自分の仕事の土地家屋調査士としての仕事も、一時は司法試験目指していたこともありましたが、体調を崩し、今の仕事に集中することを決意し、その後仕事も順調に進んできたそうです。
 そして加藤氏は、栞の17か条にもう一つ「愛情が大切」という自分なりの18条をつけ加えているそうです。みなさも自分なりの18条を付け加えてはいかがでしょか、と結んでいただきました。

20100909c.jpg いつもながら、詩情あふれる表現で講話をいただき、誠にありがとうございました。益々のご活躍を祈念いたしております。

本日のモーニングセミナー役割分担は以下の方々でした。お世話になりありがとうございました。
司会進行    福島 元幸 MS委員長
朝のあいさつ  藤田 和彦 専任幹事
会長あいさつ  久万田昌弘 会長
連絡事項    小笠原泰英 事務長
誓いのことば  片岡  淳 MS副委員長

(文責 藤田和彦)