モーニングセミナー

7月25日(木)山中忠夫氏 「倫理に出会い感謝・感動」

7月25日(木)のモーニングセミナーは、ホテル日航高知旭ロイヤルにて朝6:00より、(株)田部海運 代表取締役 山中忠夫氏(高知県倫理法人会 相談役)より、『倫理に出会い感謝・感動』をテーマに、ご自身の実体験を赤裸々に語っていただきました(出席者総数20名)。

20130724a.jpgまずは、中越会長より、「7月20日の高知県倫理法人会510社達成記念式典には、多くの倫友が参加されましたが、結果的には高知県全体であと56社不足でした。しかし、高知市は当初の目標を大幅に超えた133社を達成できました。役員の皆様のご協力に感謝します。今期末の8月19日まで、さらなる飛躍のためにも気を引き締めて普及に努めていきましょう。」と力強く挨拶されました。

次に、本日の講師である山中氏の登場です。
山中氏の会社は、「田部海運」の名前のとおり、元々は船舶の取引や物輸を行う海運業を営んでいました。しかし、海運業が行き詰まり、業務の立て直しのため、平成3年「携帯電話の代理店業」に事業転換されました。

事業転換により、見事に会社の経営を立て直した山中氏。現在は高知県内にauショップを4店舗(桟橋通り、高須、野市、須崎)展開しています。

山中氏は、昭和31年に高知市立高知商業高校を卒業後、(株)田部商店に入社。
「最初の頃は、先代社長の厳しい指導のもと、倉庫でセメントの詰め替え作業等を行っていました。野球で鍛えた体ですので、肉体労働は平気でした。」

その後、(株)田部商店海運部を発展的に解消し、先代社長は(株)田部海運を創立されましたが、平成に入った頃から、海運業が下降するようになり、別事業として四国セルラー電話(株)と携帯電話の代理店契約を締結することになりました。

「平成5年には、高知県で第一号店として、セルラーショップ高知中央店を開設しました。平成6年から代表取締役に就任し、本格的に携帯電話事業を中心に行うようになりました。」

20130724b.jpg携帯電話事業の波に乗り、次々と店舗を開設した山中氏は、平成11年に下元三男氏(高知県倫理法人会 相談役)から誘われて、初めて倫理経営講演会に参加して、「この会はすばらしい」と感動され、すぐに入会したそうです。

「倫理法人会に入会して、社員のおかげで企業が存続できることに気づきました。社員に感謝、お客様に感謝しています。そして、多くの方との出会いが自分自身を元気にさせてくれました。」

「倫理法人会は、出世が早いです。平成14年9月から高知市倫理法人会の副会長、平成16年9月から高知市倫理法人会の会長、平成17年9月から3年間、高知県倫理法人会の会長を拝命されました。」

「現在4店舗で活力朝礼を行っており、社員のモチベーションアップに役立っています。携帯電話は毎年厳しくなっていますが、その中でも評価はお客様がして頂けます。お客様へのサービス・評価の点数で給与を決めています。」

「健康管理はしっかりやっていたつもりでしたが、胃カメラを飲んだ時に食道ガンを宣告され、半年間声が出ませんでした。平成22年に医者に一切を任せて、15時間の大手術を行いました。抗がん剤が効いて、手術も成功。現在は完全に完治しました。」

「入院中は、万人幸福の栞の17ヵ条を読み返していました。病気をして初めて理解できたことがたくさんありました。私が不在でも社員にはきちっと会社を任せることができました。」

「今年で76歳になります。朝起きて家内におはようございますと挨拶をして、穏やかに日々を過ごしています。」

最後に、「万人幸福の栞第15条に”信ずれば成り、憂えれば崩れる”と書かれています。自分の考え次第で運命が決まります。会社の経営は厳しいですが、全社員一丸となって乗り越えていきます。これからは恩返しの人生を送ります。」と力強く語っていただきました。

20130724c.jpgいつも謙虚で温厚な山中氏。しかし、現在の店舗を拡大し、軌道に乗せるために多くの苦難を乗り越えてきたことでしょう。
モーニングセミナーの後、会場内にて山中氏を囲んで朝食会を開催しました。

早朝よりご参加頂きました皆様、本当にありがとうございました。

(文責 久万田昌弘)