モーニングセミナー

4月14日(木) 中野義弘氏 「倫理と出会い14年」

20110414a.jpg 4月14日(木)の経営者モーニングセミナーは、旭洋鉄工株式会社 代表取締役 中野義弘氏(香川県倫理法人会 幹事長)により、「倫理と出会い14年」をテーマで体験発表をいただきました。

 青年会議所の先輩に誘われ、「宗教は困ります」と念をおして平成9年9月に入会。
 中野氏は入会後、何度も倫理指導を受けられ、その指導を今も実践されておられます。

 入会後に、富士研修所に参加。その折、ビデオ研修でお馴染みの川崎康夫先生とお会いし、最初の倫理指導を受けられたそうです。相談内容は、社員とのトラブル。川崎先生の指導は、社員さんの話を良く聴いてあげてください、というものでした。
 そして、中野氏は指導を守っていたつもりでしたが、その社員が突然の逝去。胸の引き裂かれる思いでいたところ、たまたま誘われた実践部(家庭倫理の会)に講師としてこられた松本睦栄先生に出会い指導を受けられたそうです。「亡くなられたのは、この世でのその方の仕事を終えられたからですよ、だれの責任でもありません。」とお話を聴き、とても心が楽になったそうです。
 その後も会社経営の不安について、再び松本先生に指導をうけられ、毎日の実践部(家庭倫理の会)へ参加するように、と指導を受け4年間続けられたそうです。
 昨年(22年10月)には田中範孝先生に、不況の乗り切り方について相談したところ、1日2時間は笑いなさい、と指導を受け、落語や漫才の録音を聴いてはお腹を抱えて笑っておられるそうです。
 社員からいつも見られている社長にとって、その笑顔は社員にとってはとても重要ですね。上司の機嫌がいいと、社員も機嫌が良くなって仕事も効率も能率も上がってきますね。

20110414b.jpg 中野氏は、こうした倫理指導のおかげで、多くの実践を継続しておられます。
 先ず、それまで社員にやらせていたトイレ掃除も自分の仕事として、社員が帰ってからトイレを磨いているそうです。
 またお墓参りも毎週定期的にお花を買って飾られているので、お花屋さんも心得ていてくれるそうです。墓参りの方法として、まっさらのタオルをお墓用としておろし、毎回お墓を上から丁寧に磨いているそうです。
 そして、奥様の話を良く聴いて、従うようにしているそうです。今回も車で来る予定を、奥様が眠くなったら危ないというので、バスで来高されたそうです。
 さらにすごいのが、家族朝礼。家族みんなのスケジュールを確認し合い、家訓を斉唱するのだそうです。
 こうした実践により、お二人の子どもさんも一緒に事業に携わっておられるそうです。

 私たちも、倫理に出会いせっかくの特権ですので、先生との出会いの時を活かして、倫理指導を受けて、素直に実践し、幸せをつかみましょう。

 中野様には、突然に講師をお願いしたにもかかわらず、快くお引受いただき心より感謝申し上げます。ありがとうございました。

20110414c.jpg(文責 藤田和彦)